WEB版誌友会

2016.4「スイッチオンで今日から変わる」

2016年6月4日  

 

【H28.4月】web版誌友会テーマ  「スイッチオンで今日から変わる」

 

テキスト     谷口雅宣先生著   『太陽はいつも輝いている』

               谷口純子先生著   『新しいペ-ジ』

                               谷口雅春先生著   『新版 生活の智慧365章』

 

 4月は子供の新学期も始まり、親にとっても新たな気持ちで新生活をスタ-トするチャンスではないでしょうか。今日から、自分のやりたいと思っていたことを思い切って実行に移し、前向きに一歩前進してみませんか。

今月のテ-マは「スイッチオンで今日から変わる」です。

 

心を前向きにスイッチオン

 

自分の希望を実現したいと思うなら、人間の本質(実相)は何であるかという真理を知ることがとても大切です。真理の書かれた本を読むと、「神様が創られた本当の世界(実相世界)は善一元で、悪はない。人間の本質は肉体ではなく、神性・仏性を宿した霊的実在の神の子であり、神様から頂いた無限の智恵、愛、生命、供給、喜び、調和の6つの御徳(無限力)が内在していること、その無限力が我が内にあることを知って愛を惜しみなく他に与える時、今まで現れていなかった神性・仏性を開発することができる。また、人間が感覚で捉えている現象世界は、人間の感覚と心で形づくられる世界であるから、「心で認めたものが現れる」という「心の法則」がある」と説かれています。

この真理を知ると、今まで人間は物質的存在で、自分には限られた能力しかないと潜在意識で自己限定して、やりたいと思いながら行動に移せなかったことでも、心がスイッチオンとなると、「新しいことをやってみよう!」と前向きに積極的に変わり、新たな一歩を踏み出す勇気が湧いてきます。この勇気の源である人間の本質を深く自覚するための神想観(生長の家の瞑想法)を毎日実修して、神様との一体感を深め、心を常に神様の方(実相円満完全の本当の世界)に向けて、神様のお導きを頂きながら、自分や他の人の喜びとなる善きことを実現するために無限力を出して行動していきましょう。

 

今月のテキストにも真理が分かりやすく説かれていますので、毎日少しずつ読んで、人間は神の子であるという真理を潜在意識に深く浸透させていきましょう。

生長の家創始者・谷口雅春先生はご著書『新版 生活の智慧365章』で次のようにお説き下さっています。

 

 人間は神の子であり、神の全能の力を譲り受けたる後嗣者であるから、何でも、善きこと、正しき事であったら、成就し得ないと云うことはあり得ないのである。しかし、それでも成就し得ないものがあるのは、それは自己が自分を限るからである。即ち自己限定がなければ、その程度に随って驚くべき奇蹟をさえ実現する力が人間には宿っているのである。(中略)

吾々は、「人間・神の子」の真理を教えられながら、依然として潜在意識の底には「人間は物質的存在である。肉体が人間である」と云う考えがなかなか抜きがたいものであるからそれが自己限定となって、霊的実在たる無限力を発揮する力が限られ縮小するのである。

この潜在意識の自己限定を去る最良の方法が神想観なのである。毎日怠らず神想観を実修することが必要である。(P134-135)

 

 

新しい自分を発見する

 

また、自己限定を破り、内在する神の無限力を出して希望を実現するには、「日時計主義の生活」が不可欠です。

生長の家総裁・谷口雅宣先生はご著書『太陽はいつも輝いている』の中で、日時計主義について次のようにお説き下さっています。

 

 日時計主義とは、人生の“明るい面”に心の焦点を合わせた生き方である。日常生活の中で楽しいこと、明るいこと、感謝すべきこと、教えられること等に注目し、それを心に強く印象づけることで、「唯心所現」の原理(心で認めたものが現れるという法則)を発動し、実際の生活を明るく、豊かで、感謝に満ちたものに変革する生き方であり、生活実践である。だから、単に理論や主義主張を訴えるだけでなく、日常の生活で具体的な行動を起こすことが重要である。(25 頁)

 

「あなたは、日々、何を心に認めていますか?」

「いつも悪いところを認めて、取り越し苦労や持ち越し苦労ばかりしていますか?

それとも、いつも善きことを見出し、喜び、感謝して明るく日時計主義の生活をしていますか?」

私たちの心は習慣性がありますから、その習慣が積み重なって自分で自分の人生を作っていきます。

日時計主義は、神様が創られた本当の世界は完全円満で悪はないという唯神実相の信仰を深め、「心で認めたものが現れる」という唯心所現の原理に従って、心を常に善き方向に向け、喜び、感謝を表現することによって、現実の生活を善き方向に変えていくための生活実践です。

 

日常の当たり前の生活の中で、善きこと、嬉しいこと、感動したことや感謝、喜びを見出し言葉で現し、『日時計日記』に書き留め、絵手紙に描き、手作りをする等、自分でできることを表現して喜び、感謝、感動を周囲にも伝えていきましょう。この日時計主義を実践することによって、あなたに内在する神の子の神性・仏性を開発する(引き出す)ことができるのです。人間は皆、神の子ですが、表現しなければその神性は出てきません。

 

この日時計主義の生活をしていると、日常の中に神の世界(実相)の真・善・美を映し出しているものを見出すことができ、とても感動します。例えば、太陽の光、風や雨、大地の恵み、川の流れ、雲の動き、木々や草花の美しさ、小鳥のさえずり等、自然の中にあって、普段当たり前だと思っていたものが皆(人間も動物の植物も鉱物もすべて)神の生命のあらわれであり、神によって生かされ、すべては神の生命と一つにつながり、支え合い生かし合って生きているのです。当たり前の日常の中に神の恵みが充ち満ちていることに気づき、あなたの心は感謝で満たされるでしょう。このように、神の恵みを常に感じて感謝する気持ちになれば、その豊かな心が雰囲気となって周囲に伝わります。神様から頂いている無限の智恵や愛、生命、喜びを言葉や表情で他に与えていくと、家族は幸せで幸福な家庭が実現し、職場も喜びや感謝で満たされます。こうして他に与えることで充足し、不平、不満、不調和はなくなり大調和となるのです。

 

このように神想観をして日時計主義を実践し真理を生活に実践していると、あなたの自覚が「肉体人間」から「神の子人間」へと変わり潜在意識の自己限定が破れて、積極的に行動する“新しい自分”に生まれ変わることができるのです。

 

 

今が一番

 

私たちは人生の中で、いろいろのことを経験し困難に挑戦し乗り越えることで、内在する神性・仏性の未開発部分を引き出す機会となっています。仕事や結婚、子育て、子供の巣立ち等を通して経験したことが、その後の人生の新たな生き方への基盤となり生長の機会となります。どんな時にも明るく希望を持って新しいことにもチャレンジし、「今が一番良い」と思える人生を切り開いていきたいものです。

白鳩会総裁・谷口純子先生がご著書『新しいペ-ジ』で次のようにお説き下さっています。(216~218頁)

 

 振り返ってみれば、夫と二人だけの生活になって一年が過ぎていた。「子供が家に一人もいない日々は寂しい」という不安が、私の心になかったわけではない。しかし一年が過ぎてみると、二人だからこそできること、二人でしかできないことが沢山あり、充実した日々である。(中略)

ほとんど毎週出かけることになった講習会での講話は、いつになったら慣れるのかと思うほど、私は緊張感とプレッシャ-を感じている。また、毎週一回ほど、生長の家本部へ行くことも始めた。(中略)しかし、このような新しい仕事も有り難い生長の機会であると感謝している。

 これから先さらに歳をかさねても、その年齢に相応しい環境や仕事が与えられ、心の生長があるのだろう。きっと人は何歳になっても、「今が一番良い」と思えるのかもしれない、と思う近頃である。

 

今月も普及誌4月号(NO.73 )には、新しいことにチャレンジしてこられた人の事例を紹介しております。参考になると思いますので是非お読みください。

また、生長の家白鳩誌友会が全国で開催されています。是非、地元の白鳩誌友会にご参加下さい。