正社員になれず、将来の生活が不安です

職場の悩み


正社員になれず、将来の生活が不安です

不規則な勤務や人間関係が原因で看護師を辞め、正社員登用制度がある会社で契約社員として事務職に就きました。しかし、三年間登用試験を受けても正社員になれず、社員さんと同じ仕事をしていても賞与はなく、給与は以前より下がってしまいました。結婚願望はなく将来の生活を考えると、このままでいいのか不安です。 (A子・41歳)


回答者:澤田伸史(生長の家本部講師)

 




不安のない生活は誰もが望むものですね。不安は、未来に起こるところの不幸や損失、病気、不和などに関連して起こるものですから、あなたの場合は、今の状況から将来を考えて楽天的になれず、不安となってしまうのだと思います。

ですが、正社員となったとしても、社会情勢や景気などの環境は常に変化しますから、また別の不安が出てくるかもしれません。正社員への登用は、少しばかりの心の余裕に繋がることはあっても、心の不安を根本的に解消することにはならないと思うのです。

では、不安解消のために大切なことは何かというと、物質的安定を心の支えとするのではなく、変化することのない恒久的なものに心を振り向け、心の支えとすることです。それは人間創造の根源であり、一切の力と愛と知恵の源である「神」と「神の世界」の完全性を信じることです。善なる神と一体となって、神に導かれる生活を送ることで、変わることのない心の支えが生まれ、不安や恐怖は解消するばかりか、必要なものが必要な時に与えられるようになるのです。

そこでお勧めするのが、生長の家独得の座禅的瞑想法である神想観の実修です。これは、神と神が創造された完全円満な世界を信じるための行法です。詳しくは『新版 詳説 神想観』をお求めいただくか、お近くの生長の家教化部、または練成道場等で実修指導を受けることもできます。

あなたの人生は、あなたの心によってつくられていきます。ですから、あなたの心の向け方を変えていく以外に、心の不安をなくして人生を好転させることはできません。ぜひ、心を神に振り向ける神想観を実修し、「必ず一層良くなる」という信念のもと、感謝の生活を実践してみて下さい。やがて神と一体となった生活を送れるようになり、不安や人間関係の悩みが解消され、明るい未来が必ず築かれていきます。



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