
2021.06.03「自転車の携行食レシピ”リレー走者にレシピあげます”」
こんにちは、SNIオーガニック菜園部事務局の水島です。
今日は、菜園部で取り組んだ最近のプロジェクトから、
「自転車の携行食レシピ”リレー走者にレシピあげます”」についてご紹介します。
◇自転車に乗る際の補給食
菜園部の兄弟分として、SNI自転車部があり、自転車をはじめとしたCO2をできるだけ排出しないライフスタイルをお勧めしています。
スポーツタイプの自転車に乗って遠くまで出かける”ロングライド”や近くを気軽に自転車で散歩する”ポタリング”などの際、一般のサイクリスト(自転車に乗る人)は、コンビニエンスストアで手軽に購入したものを食べるケースがよくあります。
しかし、自転車で出かける時も、菜園部の目指す地産地消、旬産旬消を実現した携行食を持って行けたら。
それを多くのサイクリストに伝えられたら。
そのような経緯で自転車部と共同の「携行食レシピ作成プロジェクト」が始まりました。
◇アイディアあふれるレシピ
*ノンロック・リレーの開催にあわせて、菜園部メンバーに携行食レシピの作成を呼びかけました。
携行食の条件は、持ち運びやすい、痛みにくい、栄養(カロリー)がとれる。それに菜園部の基本スタンス、地産地消や旬産旬消も加わります。
これはなかなか難しい条件なのですが、それでもアイディアあふれるレシピが提供されました。
ここではごく一部をご紹介します。
〈ころ柿の柚子巻き&ころ柿のしその葉漬け〉
ころ柿(枯露柿)とは干し柿のこと。農家の庭先で干す際に、まんべんなく柿が日に当たるようにころころと転がせたというのが由来という説も。
私もロードバイクに乗りますが、干し柿は腐敗しにくく、持ち運びもしやすく、腹持ちも良い、とても優秀な補給食です。干し柿の季節にはぜひ作ってみたい2品でした。
焼き菓子系のレシピも多くありました。
〈さつまいものエナジーバー〉
小麦粉+バター+てんさいとうをベースにした焼き菓子は、いろいろなパターンが考えられますが、このレシピは中がしっとりしていて食べやすいのが特徴とのこと。食べる状況や人に配慮された一品です。
タンパク質が摂取できる大豆や豆腐を使って〈Soiだんバー〉。ユニークな「大豆入りゆべし」も。タンパク質といえば、高野豆腐にきな粉とてんさいとうをまぶして焼いた「高野豆腐のクッキー」もありました。酒粕やなたね油、すりぐるみなどを使った〈酒粕スティック〉、柑橘類や全粒粉を使って〈八朔の皮の甘煮入りクッキー〉も美味しそうでした。
残念ながらここではすべてを紹介しきれませんが、みなさんの愛と知恵の結晶といえる珠玉のレシピがそろいました。
◇生活を見直して
今回のレシピには、できるだけ荷物を軽くしたいスポーツバイクのロングライドには向かないけれども、近場へのポタリングに持って行きたいものもありました。
サイクリストの志向や生活スタイルにあわせて、作れそうなものを作ってみる、持って行くという習慣が少しずつでも広がればと思います。
私たちも生活に取り入れていただけるような具体的な提案を続けていきたいと思います^^
* 2021年4月17日~20日、24日~26日に開催された「第1回ノンロック・リレー」のこと。“脱原発、自然エネルギーの利用、低炭素のライフスタイルの普及”を願って、山梨県の“森の中のオフィス”を出発し、自転車でバトンをつなぎ、福島県の「生長の家 福島・西郷ソーラー発電所」を目指しました。走行距離は合計で約700キロ、79名のSNI自転車部のメンバーでバトンをつなぎ無事に終了しました。
(SNIオーガニック菜園部事務局、水島育子)