
2019.08.14アルファ米を食べてみました
◇「生き抜く」ための災害食
現在、地球温暖化や気候変動による災害などが増え、それらの防止や抑制を目指すとともに、何かあった際は、その中を「生き抜いていく」必要性が高まっています。
私は妻と娘の3人家族ですが、もし、「明日に災害が起こったとしたら自分には何が準備できるか?」と考え、災害食に取り組んでみました。
災害食に関することを、調べてみると、発災直後には、ご飯を炊くことは難しいため、すぐに食べられるものがよいとわかりました。
そこで、災害の備えとして国産の「アルファ米」をはじめて購入し、試食してみました。
アルファ米とは、お湯や水を注ぐだけで、煮炊きせずにご飯ができあがる食べ物で、私が購入したものの保存期間は約5年間でした。
◇実際に作って食べてみました
水を注ぐ前のアルファ米です。
水を入れて、付属のスプーンで、かき混ぜて、60分待ちます。
できあがり、試食してみました。
炊いたご飯に比べるとパサパサしていましたが、十分に食べられるものでした。
また、火を使わずに済む、アルファ米ですが、戻すものとして水でなくてもよいです。
例えば、「野菜ジュース」であれば、栄養的付加価値が高いです。
実際に試したところ、水と同じように、ご飯を作ることができ、味はケチャップライスのような酸味の効いた味でした。
◇ローリングストックで日頃からの備えを
試食を行い、今後、アルファ米を「ローリングストック」することにしました。ローリングストックとは、買い置きし、期限が切れる前に食べ、不足分を新たに補充する方式です。そうでないと、一気に大量の買い置きの食品が賞味期限切れを迎え、調理をするのも大変な上、廃棄につながりかねないからです。
以上のように、初めてアルファ米を試食してみて、災害に対して知識を持ち、適切に備えることが大切な家族や地域を守ることにつながるのだと感じました、
また、今後は、災害食を手作りすることも取り組みたいと思いました。
今回、災害の対策を考えてみて、普段から倫理的ライフスタイルを通して、災害そのものを少なくすることを目指すことの大切さも改めて実感する機会になりました。
(SNIオーガニック菜園部事務局 松尾憲作)