
2019.07.01非常食の保管とその活用レシピについて
こんにちは、菜園部事務局の池田知嘉子です。
環境破壊による地球温暖化が進む一方、世界各地では大規模な自然災害が起きています。
国内でもたびたび大地震により、ライフラインがストップするなど食生活にも大きな影響を及ぼしています。このような災害時に備えて、今回は非常食の備蓄について考えました。
◇ローリングストック法
この方法は、非常食を定期的に飲食し、使用した分を補充するという備蓄方法で最近注目されています。
例えば4日分の備蓄(12食分)では、毎月1食分を食べる日を決めて作ることにより1年間すべて入れ替えながら消費期限を保つことが出来きます。保存期間も長期間保存がきく食品に限定されず、約1年くらいの保存がきく食品、乾物など幅広い食品を選べる利点があります。
これまでは3~5年ほど保存できる食品をたくさん備蓄しておき、消費期限が切れるころに入れ替えることにしていても、気がついた時には期限が既に切れていたり、期限が迫ってきたものは一気に片付けなければという問題点がありました。
それに比べるとローリングストック法は、常に意識して無理なく調理ができるので、それほど負担もかかりません。
◇ 私のお勧めする備蓄に適した食品とその消費期限
備蓄に適した食品の消費期限を、私が自然食品店と一般の店で買った食品を参考に記載してみました。
インスタント乾麺(そば) 半年
大豆ミート缶詰 1年
干ししいたけ 1年
切り干しダイコン 半年
もち 1年
有機トマトピューレ 1年半
干し柿 1年(冷凍庫)
自然食品のインスタント麺の中には添加物が含まれないものもあり、比較的、身体にも安心していただけます。海苔も栄養価値が高く、おかずが無くてもご飯が食べられます。
◇非常食のメニュー
この食品をいくつか利用した非常食を作ってみました。
「切り干しダイコンのトマト煮」と「大豆ミートとにんにく、玉葱のそぼろかけご飯」
そぼろかけご飯には、干し椎茸の粉末も入れています。
★干し椎茸を粉にすると料理の味にコクが出て美味しく仕上がり、椎茸が苦手な方も安心して食べられます。この方法はある番組で知り活用してみました。
オリジナルの「ゆかりのふりかけ簡単パスタ」です。
いつもストックしてある食品で、栄養があって簡単にできるメニューとして是非おすすめです。今後も少しずつメニューを増やせるようチャレンジしていきたいと考えています。
(SNIオーガニック菜園部事務局 池田知嘉子)