
2017.12.18自然と共生するアルソアさんを訪問!
先日、SNIオーガニック菜園部のメンバーとともに、化粧品会社である、アルソア本社(北杜市小淵沢町)を訪問させていただきました。見学コースは、本社、女神の森セントラルガーデン、アルソアさんがお持ちのRainbow Farm(農園)です。
▽自然と調和したライフスタイルを求めて
なぜ、今回訪問させていただいたかというと、以前、オーガニック菜園部が作成した「八ヶ岳ノーミートマップ」にアルソアさんが経営する「奏樹 カフェ&ダイニング」さんを掲載させていただいたことがご縁となり、私たちの「森の中のオフィス」に見学にも来られ、お互いに考え方やコンセプトが似ていることがわかったためです。
アルソアさんは、自然と調和したライフスタイルを提唱されており、1998年5月に、東京都・渋谷区にあった本社を山梨県・北杜市に移転させ、自然の中で業務を進められています。
建物のあちこちに、自然と共生することをコンセプトにされていることがわかるような掲示などがありました。
▽自社の農園の野菜を利用
販売されている化粧品には、自社の農園で作られた無農薬の野菜から採れる酵素を使っておられ、また、社員食堂や、併設されている「奏樹 カフェ&ダイニング」でも自前の野菜で料理を提供されています。社員食堂の様子です。 社員食堂の横には、無農薬野菜売り場も。
さて、Rainbow Farm(農園)を見学中に、とても興味深いお話を聞きました。
一般的に、無農薬の野菜は美味しいので、虫に食われるのは仕方のないことだという認識があるかと思いますが、実はそうではないようです。強く、健康的に育っている野菜には、虫がつかず、食べられることがないとのこと。また、健康的な野菜は、虫に食べられたとしても、再生能力があり、食べられた部分の穴がきちんとふさがっていくようです。虫に食べられるということは、弱い育ち方をしているのだそうです。
このような観点から、アルソアさんでは、化粧品の原料として使用する酵素を野菜から作るときには、弱い、虫食いの野菜は使わないのだそうです。
畑を見学させていただく中で、本気で野菜と向き合う担当者の方の志と野菜への愛情が感じられ、とても感動いたしました。
すべての見学の後には、「奏樹 カフェ&ダイニング」さんで昼食をいただきました。奏樹(そうじゅ)さんでは、肉を一切使わない料理を提供されています。
野菜プレートやカレー、サンドイッチなど、目でも舌でも楽しめる絶品のランチをいただきました。
動物性のものを使わなくても、こんなにおいしいご飯が食べられるなんて、本当に幸せです。
今回の見学を通して、同じようなコンセプトをお持ちの方々と協力し合い、つながり合いながら、自然と調和した社会の実現に向けて、歩を進めていきたいと、改めて思わせていただきました。
(SNIオーガニック菜園部事務局 澤田麻衣)