
2019.01.01新年のご挨拶
あけましておめでとうございます。
SNIオーガニック菜園部長の小池聖明です。
新しい年を迎え、期待に胸をふくらませている方も多いのではないでしょうか
◇自然の恵みに感謝
私の住む山梨県の北杜市大泉町は、昨年末から零下の気温となり、地面が凍り付く季節が到来しました。そのため、最後まで庭に残していた小松菜を、12月29日に慌てて収穫し、翌日の朝、早速、煮浸しにして美味しくいただきました。
私が家庭菜園を初めて7~8年になります。自給自足とは言えないほどわずかな量ですが、自ら土にふれ、季節の野菜を育てて食する体験を積み重ねる中で、私は、太陽や水の恵み、土の恵みに改めて感謝するようになりました。
◇大いなる存在に“ありがとう”
また、畑で作業をしていると、ミミズや虫など小動物と対面する機会が多くあります。そのような小動物や微生物が枯葉などを分解して土に戻していくという壮大な循環活動があるおかげで、作物が育つ栄養分が生み出されているということを知り、感動しています。1枚の葉が土に戻るまでは、なんと1年半~2年くらいかかるということを地元の有機農業家の方から学びましたが、そのような自然界の働きのおかげで私達人間が、自然界から恵みをいただくことができるなんて、とても有り難いことですね。
収穫したばかりの野菜の香りの良さ、美味しさは、自然の力以外の何物でもなく、私は自然に生かされていることを感じ、その自然界を創造された大いなる存在を感じます!その存在を神様を呼ぶならば、私は神様に「ありがとうございます。」と感謝をしたいと思うのです。
SNIオーガニック菜園部は、メンバー数が、12月末で1,150名になりましたが、日々、フェイスブックグループの中で、メンバーの皆様が、ノーミートの料理や、無農薬、無化学肥料で育てた野菜の紹介、そして自然の恵みのありがたさを実感している感動の声などを投稿して下さっていて、ワクワクするような気持ちで拝見しています。
◇自然の恵みを生かしたプレゼント
年末の投稿で、自家製の干し柿入りのスイーツや自家製の味噌を年末の贈り物になさっている方がおられ、私は驚きました。確かに、過剰包装された既成のお菓子の贈答品よりは、手作りで、身体や環境に良いものを贈りものにすることは、“自然の恵みを生かした行い”と言えると思います。クリスマスに地元産の粉で作ったクッキーやケーキを紹介して下さる方もおられ、感動するばかりでした。
そこまではできない!という人でも、“少し”の自然の恵みを自分ライフスタイルに入れてみることはできるのではないでしょうか。例えば、子供と一緒にベランダのプランターで育てたミニトマトをお弁当に入れたり、卵焼きに分葱を入れてみるのも良いかもしれません。
そういう身近な行為の中に、自然の息吹を感じる、そしてその背後にいる神様に感謝をする、そんなステキな活動が広がっていけば、と私は考えています。
◇活動の輪を広げて
私個人としては、まだ野菜を育てたことのない方に、苗や種をプレゼントして、生活の中で、自分で野菜を育てて、その生命が伸びていく喜びを感じてもらいたいと思っています。例えば、一粒の大豆の種から、たくさんの大豆が収穫できるのですから、それは不思議としか言いようがないわけです。そして、それを料理して味わうことができれば、喜びは格別です。
菜園部としては、自然災害の多い昨今、自然の力を生かした保存食や非常食を作ったり、野にある草で食べられるものはないか、など自然の中で自らが生きていく知恵を学び、情報共有をしていきたいと思います。また、TPPの発効等に伴う外国産の食品が大幅に参入してきた時、私達はどのような食品選択をしていけばいいのかということも考えたいと思います。
オーガニック菜園部のメンバーのみなさんとともに、今年も、ノーミート・低炭素の食生活についてのアイデアを共有し、ワクワクするような活動を行い、低炭素の食生活の活動の輪を、より多くの人に広げていきたいと考えております。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
(SNIオーガニック菜園部長・小池聖明)
2018年SNIオーガニック菜園部の活動より
SNIオーガニック菜園部員 香川和貴さんより(大阪)