自然エネルギー拡大運動の更なる進展を
去る4月10日、生長の家の〝自然エネルギー拡大運動”の一環として大分県別府市に設置した、教団初の地熱発電所の竣工式が、磯部和男・生長の家理事長、山岡睦治・参議(環境共生部部長)、大分教区の教化部長・幹部、建設関係者、地元自治会の代表ら20人が参列して執り行われました。当初、同発電所は、2018年9月の稼働予定でしたが、稼働目前に井戸の噴気が止まり、同県への増掘許可申請手続きや噴気回復に向けて増掘作業を行っていたため、稼働が遅れていました。去る3月に、噴気回復に成功し、この度の竣工となりました。
竣工式は、午前10時に開始。地元の火男火売神社(ほのおほの)の禰宜(ねぎ)を斎主として、修祓(しゅばつ)、降神の儀、献饌、祝詞奏上、清祓之儀と進み、磯部理事長はじめ建設関係者が玉串を奉奠したのち、撤饌、昇神の儀、神酒拝戴後、同理事長が参列者の前で挨拶を行い、同10時40分、竣工式は滞りなく終了しました。
同発電所は、「脱原発」と「地球温暖化の抑制」を実現し、自然と人間が調和した〝新しい文明〟の基礎をつくる自然エネルギー拡大の取り組みとして、「生長の家京都・城陽メガソーラー発電所」(発電出力1、704・5㎾)、「生長の家福島・西郷ソーラー発電所」(発電出力771・12㎾)に続いて3カ所目の建設。同発電所の発電出力は、50㎾と小規模ですが、太陽光発電と違い、24時間発電が可能で、年間予想発電量は、34・5万kWhで、400㎾の太陽光発電の年間発電量に匹敵するといわれています。
担当の山岡睦治・環境共生部部長は、「会員・信徒の皆様からの募金に感謝しつつ、地熱発電所竣工を機に、いっそう自然エネルギーの利用を広げたい」と語っています。
なお、同発電所の見学の案内は、詳細決定次第、「自然エネルギー拡大募金のウェブサイト」や本誌で公表する予定です。