宗教法人「生長の家宇治別格本山」（京都府宇治市）では、2018年７月、京都府綾部市に出力1255.1kWのメガソーラーを建設し、稼働を始めました。同本山が境内地以外にソーラー発電設備を設置したのは、これが初めて。
同メガソーラーは、同道場が排出権購入に頼らず“炭素ゼロ”を実現するため建設されたもので、綾部市小畑町の日当たりのよい木材置き場31,369.8㎡を購入し、単結晶フルサイズの発電パネル4,567枚（１枚当たりの発電容量275W）を設置。年間の想定発電量は124万1434kWhに上ります。
この発電量は、2016年度の同本山の年間電力使用量の117％に相当。これまで同本山は、排出権を購入することにより“炭素ゼロ”を実現してきましたが、来年度から同メガソーラーのみで“炭素ゼロ”を達成する見込みです。
また、もともと木材置き場として使用されていた土地を活用したため、設置工事の際に山林を伐採する必要もなかったとのこと。
これにより、同本山が所有する太陽光発電設備の総出力は、境内地内の567.1kWを加えて1822.2kWとなりました。
堀端芳樹・宗教法人「生長の家宇治別格本山」総務の話
「“炭素ゼロ”の観点から、一つの目標を達成できたという思いがあります。引き続きソーラー設備を新設するなど、CO2削減に取り組んでいきたい」
