生長の家の男性の組織である「相愛会」がウェブ上に開設・運営していた「生長の家相愛会太陽光発電所」が、去る3月28日で、発電出力1,000kWの大台を超え、1007.13kW(登録者247人)となりました。同発電所は、相愛会員の自宅または自ら経営する会社等で太陽光発電装置を設置した場合、生長の家本部の相愛会事務課に申請するとその発電容量が登録・加算される仕組みとなっているものです。この太陽光発電装置は地球温暖化に影響を与えるCO2を発生しないクリーンな発電システムとして、谷口雅宣・生長の家副総裁が自宅に設置した体験をふまえて、著書『ちょっと私的に考える』(1999年5月1日発行)の中で推奨、また講師を務める講習会(全国59会場)や全国大会(毎年5月開催)の講演の中で同装置の設置を信徒らに呼びかけていました。これを受ける形で相愛会事務課が2003年1月、同装置を設置していた相愛会員を募り、登録者11名、発電容量49kWで「相愛会太陽光発電所」としてスタートさせたものです。
この発電所は、特別参加として谷口清超・生長の家総裁、谷口雅宣・同副総裁をはじめ、生長の家の役員職員、関係団体役員の男性の協賛参加、海外の男性信徒の参加も加えながら相愛会員の登録を促進し、4年余りで発電容量4桁の大台突破となりました。同発電所は、個人が設置した太陽光発電装置の発電容量を合算し、専用ホームページに発電出力として表示するというユニークな手法により、教団内外の地球環境保全の啓発活動に貢献し、その後の教団全体の同装置の設置推進に大きな影響を与えてきました。(教団全体の国内総発電出力:2,871.04kW、3月15日現在)
さらに当法人では2007年度から、組織の会員が自宅に太陽光発電装置を設置する場合には1kW当たり2万円の助成を行うことにしているため、今後も同装置の設置が促進されるものと期待されます。
ちなみに、水力発電所は全国に1,844カ所あり、そのうちの発電出力が1,000kW未満が437カ所となっています。相愛会太陽光発電所はこれらを上回る発電出力を有することになり、同程度の規模の発電所としては、東京電力の根利川発電所(1,000kW:群馬県)、九州電力の鮎川発電所(1,000kW:大分県)などがあります。
ニュースリリース
2007.04.01