2020/04/10
こんにちは、4月1日から「えねにっき」というブログが開設されました。
最初の投稿は、若手スタッフの中根敏也さんからでした。
今回2回目は桜井伸からおおくりします。
エネルギーについて、最近考えさせられたというお話です。
それは、『ソーラー女子は電気代0円で生活してます!』(フジイチカコ著、
KADOKAWA刊)を読んだ時に起こりました。
この本は、都内のアパートで、電力会社との契約を切り、
ソーラー発電装置をベランダに置いて、鉛蓄電池に電気を溜めて、
自前の電力だけで生活(オフグリッド)している主婦の話をコミック化したものです。
著者のフジイさんの、自分で使う電気は自分で作る”という意気込みには関心しましたが、
それ以前に、そもそも電気は必要か? というところから考えていることに
感銘を受けました。
ベランダで自分で電気を作るとなったら、それほど多くの電気は作れないだろう
ということは、想像がつきます。であれば、「電気は最低限必要なものだけに使おう!」
ということになります。
電化が進んでいる現代、フジイ家では「非電化」が進んでいます。
常に「電気を使わないものに置き換えられないか?」を考え続けて進化?が進み、
5年後には、
①使わなくなった電気製品:
テレビ、エアコン、電気ファンヒーター、冷蔵庫
(都内に住んでいて冷蔵庫がなくても生活ができるんですね!!)
②非電化製品に置き換えられたもの:
掃除機→ほうきとちりとり、電気アイロン→炭火アイロン
③電化製品だけど使い続けるもの:
パソコン、プリンタ、ミシン、洗濯機
(フジイさんは主婦をしながら染色家をしているので、
これらは代替えが効かないとのこと)
この他にも、細かい工夫や気づきが所々にでてきて、
つくづく電力に頼り切っている現代生活とは何かを考えさせられます。
私は、省エネとか節電をしようと考えたことはありますが、
そもそも電気は必要か?と考えたことは一度もありませんでした。
電気は当然あるものだと思って、なんの疑いもありませんでした。
もし、自分の生活が
「電気がなくて当たり前、どうしても代用できないものだけ電気を使う」
だったらどうだろうか?
そう考えてみたとき、自分の中で衝撃が走りました。
というのは「そっちの生活の方が、当り前なのではないか!?」
と直感的に感じたからです。
もしかしたら、それこそが人間の生活ではないか!
自分でもそんな生活ができないか!と思ったのでした。
振り返ると、私は俳句が趣味。縄文時代に興味があります。
どちらも電気には縁が遠いですね。
今気が付きましたが、私ははじめから、そっち(非電化生活)に
近い方にいるのかも知れませんね。
でも、電気は必要です。このブログも電気がないと投稿できないし、
見せられませんから(^^;
この本を読んで、自分の気持ちが少し変わったので、
これから、なにか新しいことがはじまりそうな予感がしてきました。
なにか新しいことがはじまったらまた投稿いたします。
これから、よろしくお願いいたします。
環境共生部 桜井 伸