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よろしく自然エネルギー、さようなら原発・化石エネルギー

自然エネルギーのこと

2020/06/24

 今から15年前に遡りますが、2005年秋に、私は個人的にドイツの環境先進都市であるフライブルクに環境視察に行きました。当時、ドイツではFIT(電力固定価格買取制度)が導入されて、売電収入を見込んでのメガソーラーの建設が進んでいました。この写真は、ブンデスリーガのSCフライブルグの本拠地のサッカースタジアムの屋上に設置されたメガソーラーです。やがて、日本もドイツのように、メガソーラーの建設が盛んにならなければと願ったことでした。

(SCフライブルグのサッカースタジアムのソーラーパネル 筆者撮影) (SCフライブルグのサッカースタジアムのソーラーパネル 筆者撮影)

 日本では、2009年に太陽光発電の余剰電力の買い取りが電力会社に義務付けられ、2012年からFITが導入され、太陽光、風力、水力、地熱、バイオマスを対象に適用されることになりました。その後のメガソーラー発電所の建設ブームは皆さんのご承知の通りだと思います。ちなみに日本の2019年末の太陽光発電は53.83GW、風力が4.32GW、合計58.15GWとなっていて、日本の全発電量における原子力発電の割合の6.5%を上回る8.2%に、これに水力、地熱、バイオマスなどの自然エネルギーを合算すると、その割合は18.5%にまできています。太陽光発電だけの割合では、2014年の1.9%から2019年の5年間で7.4%へと約4倍に増えています。(認定NPO法人「環境エネルギー政策研究所」のサイトの記事「2019年(暦年)の自然エネルギー電力の割合(速報)」より)
 
 一方、生長の家では、すでに2001年に生長の家総本山(長崎県西海市)に170kWの大規模の太陽光発電装置の設置をしたことを皮切りに、多くの布教拠点で同装置の設置が進められました。2013年に完成した生長の家の国際本部“森の中のオフィス”には建物の屋根等に470kWの同装置を設置、2015年3月には、会員・信徒の皆様、有志の皆様の募金のご支援により、京都・城陽メガソーラー発電所(1704.5kW、京都府城陽市)、同年12月には福島・西郷ソーラー発電所(771kW、福島県西白河郡)が相次いで建設され、稼働を続けています。
 
 生長の家の自然エネルギー拡大の取り組みは会員まで及んでいます。会員の自宅等に太陽光発電装置を設置している場合の発電容量を集計していますが、それによると、2020年4月15日現在で、1475人、6983.30kW、生長の家の布教拠点や関連団体の太陽光発電を含めると、14,484.83kWとなり、14MWを越える発電容量となっています。
 
 2005年から15年で、このように自然エネルギーの利用が拡大してきたことを振り返り、次の15年への誓いを込めたのが、この記事のタイトルの言葉です。

 「よろしく自然エネルギー、さようなら原発・化石エネルギー」
                                (山岡睦治)