職場ではクリスマスの頃にプレゼント交換会があり、私はCDスタンドを作りました。
最近はCDから音楽データを取り込んだら、あとはすぐ売り払ったり、家の隅でほこりをかぶったりしている人もいますが、CDを小さな絵のように飾り、ゆっくり音楽を聴く時間を持っていただければという思いで作りました。
材料は、同僚の方に頂いたサクラの枝と、むかしDIY用に買った板の端材で、柿渋で塗装しました。塗装をしていないサクラの枝の色と、いい感じになじんだかも。
四隅はミニカンナで、丸みのある仕上げにしました。CDを載せると背板は正面からは見えなくなり、サクラの枝の上にCDだけが乗っているようになります。
受け取ってくれた方は、大切に使って下さっているとのことで嬉しいです。
(田中晴夫・SNIクラフト倶楽部)
白鳩』誌No.94(2018年1月号)「つくる、祈る、日々の生活 No.18」
※この記事は2017年に執筆したものです