手作りを始める前は、何でもお店で買うことを先に考えていました。今では、自分で作ることをまず考えます。たとえば、物を入れる箱も、丁度良い大きさのものがなければ、厚紙を欲しい形や大きさに切り貼りして、好きな柄の紙を貼って作ります。職場でも、ペットボトルのキャップや使用済み切手、楊枝や砂糖等を入れる箱も手作りした物を使っています。
また、お菓子等の空き箱も、処分する前に、ちょっと手を加えて、可愛らしい小物入れに作り替えたり、不要になったネクタイも捨てずにほどいて、ポーチや携帯ケースにリメイクしたりしています。何でも処分する前に工夫すると、資源を大切に使えますし、ゴミも減ります。
手作りは手間がかかるものです。しかしその分、自分の手で作れば愛着が湧いて大切に使い続けられます。今の時代、何でも買えばすぐに手に入りますが、自分で作り出した物にこそ尊い価値があると思うのです。
(西村典子・SNIクラフト倶楽部)