新型コロナウイルスのニュースが騒がれ始め、
買い占めや転売が相次ぎ、
店頭から使い捨てマスクが消え始めた頃、
SNIクラフト倶楽部では、
Facebookグループで手作りマスクの投稿が目立ち始めました。
混沌とした大量消費の流れに合わせるのではなく、
倫理的な生活を実践する機会ととらえて、
洗って繰り返し使える布マスクを自発的に手づくりする人が、
続々と増えてきました。
次第に生地やマスクゴム紐を入手するのが難しくなってきてからも、
自宅にあるハンカチやさらしを使ったり、
不要品から紐部分をとってリメイクしたり、
すてきなアイディアが続々と生まれてきました。
布マスクの材料は?
周囲の人たちが布マスクを手作りする様子をきっかけに、
私も材料を揃えるため、迷わず手芸屋さんに行きました。
手芸屋さんには様々な布がありました。
それに対してある日、薬局で気になる話を耳にしました。
「滅菌ガーゼ」が品薄になっているというのです。
こんな記事がシェアされていました。
手作りマスクに滅菌ガーゼ「やめて」 SNSで懸念…メーカーも「必要ないと思う」
滅菌ガーゼとは、傷口の保護等のために無菌状態に保ったガーゼのことで、ウイルスを防ぐ効果はないそうです。
マスクづくり用の布は、ガーゼ生地を2重に重ねてあるダブルガーゼという生地がお勧めです。
市販されている医療用ガーゼは布目も荒いので、マスク作りには向いていません。本来の用途を確かめて、材料を選び、滅菌ガーゼなどは本当に必要な人の手に渡ってほしいですね。
布マスクと不織布マスク
ところで、布マスクを使ってみて、使い捨てマスク(不織布マスク)との違いが気になり調べてみました。
・ガーゼタイプは主に綿織物を重ね合わせたマスク。
・不織布タイプは複数の原料を組み合わせているもので、値段が安く、使い切りを前提にしたものが中心。
参考にしたのはこちらのHPです。
マスクの種類と構造編(参照:一般社団法人 日本衛生材料工業連合会HP)
個人的には保湿性に優れている布マスクの方が気に入って使っています。
また、なにより洗って繰り返し使えるので、ゴミにもならないのがお気に入りです。
ちなみに布マスクのお手入れ方法は、
・基本的に手洗いがおすすめ
・消毒する
(方法例:煮沸消毒、アイロンで消毒など。コロナウイルスは熱(70度以上で一定時間)に弱いことが分かっています。参照:厚生労働省HPより)
・干すときは天日干しがオススメ
どちらのタイプも特徴が違いますから、
目的や用途に合わせて選ぶと良いですね。
また、「布マスクって効果があるの?危ない?」という話を聞いたことがあります。
これに対して、SNIクラフト倶楽部の兄弟分である、
SNI自転車部がこんなブログを書いてくれました。
マスクの主な目的は、咳やくしゃみによる飛沫の飛散を防ぐためといわれています。感染症予防には、マスクだけに頼るのではなく、こまめな手洗い、換気などウイルスが好まない環境作りを心がけましょう。
新型コロナウイルス感染症の拡大に対応する際に消費者として御注意いただきたいこと(参照:消費者庁HP)
布マスクを作ってみたくなりませんか?
縫い物はあまりしたことがない、手芸は苦手、という方も、
気軽ににつくることができます。
まずは自分で使う用のマスクを作ってみませんか。
マスク作りの参考にしたサイトはこちら
昭和生まれのわたし、そういえば、小さい頃は白いガーゼマスクしかありませんでしたが、
今は可愛い柄や、
男性でもオシャレに付けられる柄の布がたくさんありますね。
自分で作ったマスクは愛着がわきます。
外出する機会が減っている今、ご家族と一緒に、お気に入りのマスクづくりを楽しんでみませんか。
みなさん手作りマスク
(SNIクラフト倶楽部 松田あゆみ)