【つくり方】つくってみよう♪亜麻(リネン)の食器洗いクロス

以前ご紹介しました「自然素材の食器タワシを作ってみた」に続き、
キッチンで活躍する食器タワシのシリーズ第2弾です♪

自然由来の素材でできているもの(自然からお裾分けしていただく)、
長く大切に使ったあとは自然(土)にかえるもの、
という視点で、毎日の食器タワシも選んでみてはいかがでしょうか。

例えば、綿、麻、へちま、シュロなど・・・。
身の回りには、天然素材でつくれる日用品がたくさんあります。

そこで、
今回は、亜麻(リネン)×和紙糸でできた食器洗いクロスをご紹介します。
生地がポコポコしていて、汚れが落ちやすく、
乾きも早いので衛生的なこのクロス。使い勝手もよくておすすめです♪

また、この亜麻(リネン)×和紙糸の食器洗いクロスを作った
SNIクラフト倶楽部のメンバーのひとり、
「手作り雑貨ふわふわ工房」さんこと、近藤弥栄子さん(山梨在住) に
お話を伺うことができました♪
素材・材料選びから、使い心地の検討について、
とっておきのエピソードを教えてくれました♪
 →探す・試す・考える 素材にこだわったクラフト


亜麻(リネン)×和紙糸の食器洗いクロス の作り方

まずは材料

① タテ糸は亜麻(リネン)、
ヨコ糸が和紙糸のワッフル生地(日本製・繊維は輸入)を用意します。

② 綿100%の縫い糸
今回はオーガニックコットン100%の糸を使用しました。


③ 麻テープ(タグ部分)


  ④ スタンプ用のインク(環境に優しいインク)


作り方

① タグ部分の麻テープにを二つ折りし、輪部分の方に好きな柄をつけます。
今回は、ハンコとスタンプ用インクでハート柄をつけました。
このとき、端部分に柄をつけても、あとで縫い付けて内側に入ってしまうので注意です。
その後、着色を安定させるためにアイロンを15秒ほどあてます。(ドライ)

一番最後は、このようにタグの端は
内側に縫い込みます。
スタンプを押すのは輪の方にどうぞ

② ワッフル生地を半分に折ります。このとき、裏表は気にせず折ります。

③ 上部分の端から2目くらいのくぼみに印をつけます。
ココを横方向へ、なみぬいで縫っていきます。
最後までいったら、返し縫いします。

④ 同様に、下部分の端から2目くらいのくぼみに印をつけ、横方向に縫っていきます。上記③参照です。

⑤ 上と下が縫えたら、ひっくり返します。
アイロンをかけます(スチーム)。

まだ縫っていない縦側の端を、内側に1センチほど折り返し、その跡をつけるようにアイロンをあてます。跡がついたら全体的にアイロンします。

⑥ 初めに①でつくったタグを、縫い付けます。縫い目が目立たないので、なみぬいでざくざく。

赤いハートのスタンプがすれちゃった(涙)

⑦ かがり縫いで口を閉じていきます。タグ部分は縫い目が目立たないよう上からなみぬいします。糸を始末したらあと一息!

⑧ 最後にアイロン(スチーム)で形をととのえます。完成♪


使う時のポイント

・吸水性がいいので、縮んで一回り小さくなります。
・使用後はしっかり絞って乾かして下さい。
・油が落ちない場合は、環境に優しい洗剤をお使いください。(泡立ちません)
・定期的に天日干しにしたり、煮沸消毒すると衛生的です。

いろんな自然素材のタワシを使い分けてみよう

食器洗いは、
「洗浄力の高い洗剤×泡立ちの良いスポンジ」が
当たり前になってきている現代。

ですが、泡立ちの良いスポンジはプラスチック製の物がほとんどで、
・限りある地下資源(石油)によって大量生産されている
・ 洗いながら、生分解しないマイクロプラスチックを川や海に流してしまう
などの問題があります。

洗浄力の高い洗剤については、
ここでは詳しく説明しませんが、化学成分を使っているため、
水質を汚染し、微生物を初めとした生物に悪影響を与え、
生態系を壊すなどの問題があります。

そのため、今回の亜麻に限らず、
綿、麻、へちま、シュロなど、いろんな自然素材のスポンジやタワシを、
目的や用途に合わせて使い分けてみてはいかがでしょう。

少しめんどくさいなと思えることも、
ちょっとした環境への思いやりによって、
地球環境を守ることに繋がりますね♪

(SNIクラフト倶楽部)