第43回生光展ウェブサイト版
絵画・彫刻部門
一覧の画像はサムネイルです。写真をクリックすると詳細をご覧いただけます※作者名はペンネームを含みます
●
優秀賞
「生える」
あおぞら(島根)
趣旨やテーマに対する制作の意図
島根県石見地方では、屋根に赤い石州瓦が使われています。私の実家の納屋の瓦は経年劣化で古びていますが、いつのまにか苔が生えてきました。苔も地球上の生命だなと考えるとかわいらしく思えてきました
●
優秀賞
「大日如来」
河田 康子(大阪)
趣旨やテーマに対する制作の意図
元日の能登の地震はとても衝撃を受け心を痛めていました折、生光展の課題「能登を思う」にひかれ大日如来が浮かんできました。大日如来はどんな願いも叶えてくれる心強い仏様で「万物の慈母」「宇宙の中心」「宇宙の真理」そのものであると示されています。この仏様に能登の復興の願いを込め、同時に世界の安穏無事を願い描きました
●
優秀賞
「『また、明日。』」
八百 美風(大阪)
趣旨やテーマに対する制作の意図
「また、明日」この絵が完成に近づくにつれこの言葉が思い浮かびました。何気ない日常を慈しみ大いなる希望を胸に託す挨拶。画材は色えんぴつです。新しく買ったものは何1つなく、家にあったものを色えんぴつ箱に寄せ集めて短いものも、最後まで使い切れたらと思っていたのでこの絵でみんなの(色えんぴつ等の画材)力を発揮でき爽快です。
●
奨励賞
「花瓶のある景色」
布井 登茂子(東京)
趣旨やテーマに対する制作の意図
道端に咲いている花々や草がとても美しく、私はよく見入ってしまいます。食器棚の気に入ったコップと組み合わせて描きました
●
奨励賞
「お花とおはなし」
屋宜 千賀子(沖縄)
趣旨やテーマに対する制作の意図
絵を描くことは私にとって瞑想のようなものだと感じました。毎日一本づつお花、植物を描くことによって不思議なエネルギーが満ちあふれてきました。それは愛だと思いました。植物とお話をしている気持ちになりました。
●
奨励賞
「光から水と緑のflow」
小路 久実子(山梨)
趣旨やテーマに対する制作の意図
生命のゆらめき。自然の恵み。光のゆらめき。境をなくす私達の命は1つ。生物多様化もとは1つ。神一元。善一元。美しい光に満ちた世界を表現したいと思いました。水。生命の水。命の元水。そこから生まれる草木花。命の讃歌。マッチ絵具とAPマークの絵具を使用しました。道場の朝の神想観で祈りながら思い浮かんだイメージを元に描かせて頂きました。
●
奨励賞
「田植えの頃」
齊藤 健一(長野)
趣旨やテーマに対する制作の意図
眼前に聳えるアルプスの残雪を眺め、カッコウの鳴き声を聞きながら今年も田植えをしました。自然のいのちに生かされている幸せを感じています。自然は私のいのちそのものです。そんな想いを込めて描いてみました。
●
「主イエス」
津留崎 均(東京)
趣旨やテーマに対する制作の意図
この年でも闘争階級に巻き込まれることがあるので、芸術の発表に意味が在ると自負する。環境問題は塵を分別して出したりマイ箸を使ったりしている。肉は料理に入って居るので食べるが、環境問題の原理主義でないので少しは仕方ない。 生長の家や念仏で心を整え、感謝してしっかり生活する。
●
「能登を思う」
松村 智麿(兵庫)
趣旨やテーマに対する制作の意図
社寺の建築に出た余材から、観音像を彫り参らせました。「どんな災害が生じた所においても、常に観世音菩薩の救いがあり、人間のみならず万物を慈しみ、導いておられる」そのイメージで彫り参らせて頂いた。
●
「裾野に咲く」
山本 由紀子(神奈川)
趣旨やテーマに対する制作の意図
御殿場の北富士演習場が一般開放されることがあり、何度か散策したことがあります。初夏、広々とした裾野の草原で色鮮やかな高原の植物に出会うと嬉しくなりました。いくつか草花をスケッチしていたので、まとめて絵にしてみました。
●
「石」
海野 妙子(静岡)
趣旨やテーマに対する制作の意図
早川(山梨県)は色のきれいな石があるよ!!と言われてスケッチに行きました。吊橋を渡り河川敷に降りると真夏の太陽に石は焼け、灼熱の世界でした。それぞれの石の表情と向き合い小1時間、川の流れを聞きながらの無心の刻を作品にしました。
●
「新緑(さつき)の只見川風景」
アトリエ 渡辺(福島)
趣旨やテーマに対する制作の意図
ありがとうございます。
第一只見川橋梁(鉄道橋)を何年かぶりに見に行って来ました。前回は早春でしたが、今回は5月でしたので、新緑を大自然のいのちを観て来ました。但し10年前の事でした。その写真を参考にして描きました。10年前のいのちよりも今の方が良く観えます。
●
「希望の朝」
菅谷 寛子(山梨)
趣旨やテーマに対する制作の意図
希望溢れる太陽の昇る朝の海を表現いたしました。地球にも人にも優しい絵の具を使うことで自他一体の自覚を深められ、能登の皆様へ復興の応援となれば良いと思い描かせていただきました。
●
「クリスマス・ローズ」
堤 美恵子(福岡)
趣旨やテーマに対する制作の意図
30年前に集めた和紙、色褪せる事なく、勿体ないので使い切ろうと今迄使用して来ましたが・・・。
花は庭に咲いた時スケッチしたものを構成して作画しました。世界の全ての人が、花をめでる日が来ますように、荒れた大地に早く、小さな花が咲きますように。
●
「自然のいのち」
安藤 光一(京都)
趣旨やテーマに対する制作の意図
十数年通っている水彩画教室の課題で出たヒマワリを水彩で描きました。これだけの大輪の花を咲かせるその生命力に感動しました。外側の黄色い花と黒っぽい中央部のバランスに気をつけました。地球温暖化による災害が多発していますが、自然環境を守るため、一人ひとりが真剣に取り組まないといけないと考えています。
●
「藍の花」
津田 寿美(静岡)
趣旨やテーマに対する制作の意図
英字新聞のカラーの部分を手で(細かく)ちぎり、のりで貼っていく作業にチャレンジしました。藍の花は、初めて2年前種から作ってみました。その時咲いた藍の花を見て感動しました。藍は花言葉が「あなた次第」「美しい装い」。タデ科イヌダテ属で、イヌダテとよく似てます。藍の花が咲くと側にイヌダテが真似したように咲きます。
●
「郷愁」
瀬戸口 和子(埼玉)
趣旨やテーマに対する制作の意図
私の家は農業ではありませんでしたが農村に居た頃を思い出して描きました。田植えの時季には舟に苗を積み、次の田んぼへ運んで行くのを見たことがあり、村の人たちは協力して農作業を行っていたことを想いますと心が温かくなり、なぜか夕暮れは故郷が懐かしく感じられます。墨の香りの中で表現できる喜びに感謝しています。
●
「Le Noël」
春日 信子(東京)
趣旨やテーマに対する制作の意図
Bûche de Noël (ブッシュドノエル)は、クリスマスに家庭で作る切り株の形をした素朴なケーキです。結婚前神戸時代に仏人シスターに習いました。意味は色々ある様ですが、キリストの誕生を祝って暖炉に数日間蒔をくべ続けたとも言われます。手作りの食卓で迎える聖夜に思いを馳せ制作してみました。
●
「静物」
笹山 美和子(千葉)
趣旨やテーマに対する制作の意図
絵画教室でアケビと焼き物の壺、玉ねぎが並んだ静物画を描きました。それぞれの持つ色の取り合わせが美しく、特に玉ねぎの描写が上手く描けた気がしています。野菜と果物、焼き物の色のハーモニーから、自然のいのちが息づく様を描けていたらと思います。
●
「花物語(月見草)」
輝輝(千葉)
趣旨やテーマに対する制作の意図
吉屋信子氏の「花物語」を読みました。中に出て来る「月見草」のおゆうさんとお母さんの夕筒(金星)に照らされた海と、桃割れ髪と十字架のイメージを自分なりにまとめました。使った絵具は「シラスカラー」と「やさいいろ」混ぜて色を作るのが難しかったですが環境に優しい材料と柔らかな色合いが好きになりました。
●
「睦まじき姿」
河野 彰子(山梨)
趣旨やテーマに対する制作の意図
私の家の近くの神社の境内の片隅に苔むした古い道祖神があります。仲睦まじく並ぶ姿が美しく、微笑ましく、その姿を私なりに形にしてみたいと思い制作いたしました。
●
「翔ける」
工藤 ひろし(長野)
趣旨やテーマに対する制作の意図
鳥が飛翔する姿を描く事で、植物が重力に逆らって上に伸びて生長するイメージと重ねてみました。目に見えない天地を貫いている力に畏敬の念を感じ、それを赤い線で表現しました。
●
「人形と貝」
ぬのい つよし(東京)
趣旨やテーマに対する制作の意図
モチーフに当たる光が様々な明暗や色彩、質感を見せてくれます。見えるものの中に真象の美しさを感じ、表したいと思います。
●
「睡蓮と鳥」
中島 裕子(愛知)
趣旨やテーマに対する制作の意図
生長の家の機関誌に載っていた自然の写真を参考に描きました。
●
「アマリリス(ひがん花科)」
大森 康隆(神奈川)
趣旨やテーマに対する制作の意図
ギリシャ神話に出てくる、羊飼いの少女アマリリスの名にちなんだものです。アマリリスの花言葉の意味は「誇り」、「おしゃべり」、大きな花を横に向かせて誇らしげに咲く様子が、楽しいおしゃべりが大好きな少女のように見えることが由来です。アマリリスの原産国は「熱帯アメリカ」です。
●
「いのちの森に集う仲間達」
大森 久美子(神奈川)
趣旨やテーマに対する制作の意図
三年程前に移転して来ました我家の庭を描いたものです。毎日、雀や鳩が芝生に降りて仲良く餌を食べています。時々子雀に餌をあげたりしています。最近は猫も来て、紫陽花の木の下で、長々と寝ています、いろいろ昆虫も飛び、蟬の脱け殻も茎につきます。自然の生きものに、愛を感じて楽しんでいます。
●
「バラが咲いた」
藤本 德子(山口)
趣旨やテーマに対する制作の意図
我家の周りには自然がある。後は、山があり山の水が流れホタルやトンボが羽化する、四季折々楽しむ事が出来る。しかし山も手を入れる必要を感じる、竹が増え実生が増え大きくなっている。かってながら春には楽しませてくれる桜の木がダメにならないか心配になる。
●
「初夏」
松原 歩(神奈川)
趣旨やテーマに対する制作の意図
身近にあった初夏のモチーフを水彩で描いています。初夏らしい鮮やかな色合いに惹かれました。環境に配慮して作られたまっちの絵の具を使用しています。
●
「生かし合う自然、大調和の世界」
松下 博(愛媛)
趣旨やテーマに対する制作の意図
渓谷、そこは樹木、水の流れ、木もれ日水の音自然の中に大生命の生かす力、すべてが大調和している世界を観る。感動する。すべては生かし合っている。環境に配慮した画材(株)クサカベ アキーラ使用。
●
「初秋好日」
中川 登岐枝(千葉)
趣旨やテーマに対する制作の意図
風景は私の好きなモチーフです。この絵は初秋の軽井沢を描きました。水面に映える紅葉の美しさが印象深くすぐここに決めました。白いベランダが映え日常の生活と自然との融合を感じました。時々聞こえる鳥のさえずりが心地よく夢中で描いた好い日でした。
●
「まなざし」
角川 和子(滋賀)
趣旨やテーマに対する制作の意図
お正月めでたいね、とお祝いしている最中に大地震発生、本当に信じられませんでした。能登はすばらしい所だと、移住する人の話も聞きました。私は残念ながら石川に行ったことがありません。何もできない私はお地蔵さんのやさしい目から皆さんへエールを送るばかりです。
●
「“春なのに 2024”」
久田 順英(東京)
趣旨やテーマに対する制作の意図
自然界の春は心を癒やしてくれます。しかし人類の春は遠ざかっているようにみえます。戦国時代の扉を開いていく様な有様です。企業、政治家に踊らされないようしっかり目を開いていきましょう。スマホの中じゃなく自然の中で物事を考えましょう。
●
「夫婦の散歩道 久末ダム」
中村 三枝子(福岡)
趣旨やテーマに対する制作の意図
車を使うことが多い毎日、少しでも環境のため、健康のためにと夫婦で歩くことにした。すると、道ばたに咲いている花々、鳥の鳴き声、風の心地よさなど今まで気がつかず見過ごしていた自然を身近に感じることができた。その時目にした景色を描いた。
●
「Mother tree」
大野 えり(埼玉)
趣旨やテーマに対する制作の意図
大きな木はお母さん。近くには木の赤ちゃんが伸びよう伸びようとエネルギーを循環させている。母なる自然へのありがとう。いつも甘えさせていただくばかりで、ごめんね、許してね、ありがとう、愛してる。画材は安全性と環境に配慮した原料の日本画顔料を使いました。
●
「初夏の光り」
TAMIKO.N.(東京)
趣旨やテーマに対する制作の意図
久々に訪れた学園は、都会の一隅にありながら四季折々の花が咲き、まるで大樹の森の中にいるような空間で心が癒される。若き研究者達は、震災があると調査のため逸早く現場に向かう。猛忙にも拘らず常に他者への寛容さを失わない。彼らに敬意を表す。世界平和と万人の幸福を願う。(天然素材使用)
●
「ガクアジサイ」
小関 隆史(山梨)
趣旨やテーマに対する制作の意図
梅雨の湿った空気の中、通勤時に白く輝くアジサイを見て身が清まる思いがしました。清涼感が少しでも伝わるといいな、と願いつつ描きました。絵の具は、自然素材100%のシラスカラーを使いました。
●
「花山院にて」
池田 雅子(兵庫)
趣旨やテーマに対する制作の意図
三田市にある花山院という寺院に行き、参拝してからスケッチをさせて頂きました。神聖な空気の中にいるだけで心が落ち着きます。木を組み合わせて造られた建物の構造を見ることで職人さん達の技のすばらしさを知ると同時に切られた後の木が活かされているのを感じます。ホルベインの透明水彩絵の具を使用しました。
●
「京の歴史を素材に」
修二(京都)
趣旨やテーマに対する制作の意図
仕事の関係で京都の伝統産業である呉服商との関係が深く、いかに女性の美しさを表現するかが西陣織の伝統と教えていただいた。TV番組で紫式部を十二単を見て、以前お客様に裂地をいただいたのを思い出し、西陣織の切り絵を制作した。もったいないと美しさを現代に生かすをテーマに創りました。
●
「明日への祈り」
輝 計希(東京)
趣旨やテーマに対する制作の意図
空はつながっています。山梨県長坂駅で見た夕景色を版画にしようと考えた時に思い浮かんだのは、能登の事でした。空と同様に人の思いもつながっている事を信じ、能登の皆様のより一層の平安と、活力ある復興を祈ります。
●
「柚子の輪」
輝 真理子(東京)
趣旨やテーマに対する制作の意図
21年前から柚子の苗木を育ててきました。去年の冬には25個も実りました。フィットネスクラブで知り合った、お友達数人に2個、3個、5個と差し上げました。そのお友達が、お友達に差し上げ喜んで頂いたそうで私の知らない所で柚子の輪が広がっているのが嬉しいです。
●
「天使の詩(うた)音楽」
五嶋 稔(埼玉)
趣旨やテーマに対する制作の意図
日常の生活の中で遠い記憶がよぎる時があります。自然の風景や本や映像など、様々な思いがでてきます。それが現実だったか又は夢だったかと曖昧な摩訶不思議な気持ちにもなります。その想いが今の私の作品になっているようです。(額についてはシンプルな素材で作品に合わせて手作りしています。
●
「卓上の静物にいのちを観る。」
丹原 善弘(奈良)
趣旨やテーマに対する制作の意図
季節の花や野菜、果物を器と共に卓上に配置し、描いてみた。それぞれのモチーフには、神様である自然のいのちが宿っており、皆生き生きとして、自己を主張しながらも、他のモチーフとの調和もとろうとしている。
●
「ちいさな命を見つめて」
ちい(岡山)
趣旨やテーマに対する制作の意図
自然の小さな営みを見つめると蜜蜂が目に飛び込んできました。存在は小さくても受粉という大きな役割を果たすポリネーター。ミツバチがいなくなるとスーパーから7割の果物が減るという説もあります。小さな命の奥にある神秘的な働きに畏敬の念を込めました。
●
「かお 顔 カオ」
登坂 太一(群馬)
趣旨やテーマに対する制作の意図
3〜4世紀から自然に和紙漉きが発生して5世紀に履中天皇が初めて国史を配置して事柄の記録を始めた日本の伝統的和紙と紀元前には既に存在していた墨とによって表現しました。謙虚に大自然の前に跪いて神からの知恵、メッセージを真摯に受け取るようにしたいものです。
●
「風景」
亀川 秀樹(東京)
趣旨やテーマに対する制作の意図
今年3月にインドに行きバラナシというガンジス川の街を訪れました。川辺に火葬場があり1日何百という遺体が川に流され人間も自然の一部という感覚を覚えました。素材は水性のアクリル絵の具を使ってみました。
●
「生命」
友石 操(東京)
趣旨やテーマに対する制作の意図
満開の桜並木を歩いていると、枯木の幹に「小さな生命」を見つけた。枯れた表皮に白い塊まり。密やかに咲く花の姿に、心を動かされる。荒れた表皮に、折れた枝の傷痕と、儚い桜の花びらの対比。伝わらない思いに、小説家は、言葉を選び、「絵かき」は、絵を描く。
●
「時が止まらぬままで・・・」
向井 とよ(千葉)
趣旨やテーマに対する制作の意図
毎日穏やかな生活の中で決して同じ時間はもどってこないです。どんな時でも、安ら気の時、心の至福の時間、時が止まらぬ様にいつまでも永遠に続きます様に願いを込めて表現してみました。
作品の画像・動画・文章は無断で使用できません。
利用規約をご確認ください。