第43回生光展ウェブサイト版 手工芸品部門

第43回生光展ウェブサイト版

手工芸品部門

絵画・彫刻部門 /  第43回生光展ウェブサイト版

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最優秀賞

私のワンピース
丹原 加洋子(奈良)

趣旨やテーマに対する制作の意図

母の着物をほどいて、洗って大きな一枚の布にしました。今回はピンタックを利用してダーツも全てピンタックで処理しました。布の足らない所はわからない(・)(・)のほうでうまく足せたと思います。この着物でできた服は母と一緒にいて、しあわせです。

優秀賞

竹皮の帽子
つしま屋(兵庫)

趣旨やテーマに対する制作の意図

地元の竹皮で、麦わら帽子をつくりました。どうやって形にしたらいいか、悩みながら何度も試行錯誤。5つ編みの紐を20mぐらい編み、かがり縫いしながら仕上げました。リボンも悩みました。春に知人に白地の反物を頂いていたのを思い出し、庭で育てている藍の葉っぱで、生葉染めをしました。美しい色に染まり嬉しいです。

優秀賞

紙の糸のバッグ「華」
KIRARI(岡山)

趣旨やテーマに対する制作の意図

廃棄処分される不良品の紙の糸を使って、自転車のカゴに入る丈夫でお洒落なバッグをと思い制作しました。限られた色の組合せや飾りを付ける所や花の中心の素材に悩みましたが、天然綿を水で薄めたボンドにつけて丸めると楽しくなってチャームも手づくりして付けました。物や自然に感謝する生活を心がけていきたいと感じました。

優秀賞

わくわくキラキラ阿波(Our)の杜(もり)(もり)
あわのもりメンバーズ(徳島)

趣旨やテーマに対する制作の意図

小枝ハンコのミニイベントに17人が参加してくださり、細い枝も生かして個性あふれるハンコ群が誕生しました。それらを集め、思いを込めて杜(もり)(もり)にしました。土台は23年前の正月に活けた銀色の2本の柳が大きく生長して枯れたもの。公園整備の際に出た木など捨てることなく生かし、教区の皆さんに協力してもらい完成しました。

奨励賞

我が家の桜
古田 啓子(兵庫)

趣旨やテーマに対する制作の意図

夫が2年前、我が家の桜の枝を払った。その枝は、庭の片隅に立て掛けられていた。樹皮の美しさを生かしての制作。枝から樹皮を剥がす工程には苦心した。春には花が咲き誇り、初夏には渡り鳥の(さえず)りで賑わう。そんな我が家の桜がもたらす豊かさや華やかさ、そして溶け合う調和の喜びを端材でつくったフレームいっぱいに表現した。

奨励賞

山川草木
ほほえみ農園(島根)

趣旨やテーマに対する制作の意図

山川草木に囲まれた郊外へ引越し今年3月で20年を迎えました。生活に車を使用する方法しかないですがなるべく乗る回数を減らし一日の計画を立て時間も有効に使います。生ゴミは自然にかえし野菜は無農薬で安全で新鮮です。自然と共に生活して、主人の母99才私の母102才の敬老会を9月12日に迎えます。すべてに感謝です。

奨励賞

藍染ショール
片岡 久仁世(岡山)

趣旨やテーマに対する制作の意図

藍は古くから解熱、抗炎症薬等に用いられる薬用植物です。また、防虫、消臭、抗菌、紫外線防止などの効果があると言われ、藍染糸は農作業用の絣(かすり)(かすり)等に多くもちいられてきました。今回は、日々の生活でいかせるショールを織りました。2色の藍染綿糸で模様を変えて織り上げました。

奨励賞

和蝋燭(わろうそく)『秋の七草』
岡田 慎太郎(山梨)

趣旨やテーマに対する制作の意図

今年、被災地・能登で工芸品「和蝋燭(わろうそく)(わろうそく)」を見て、その繊細さに驚き、憧れてつくりました。制作時間は復興を思う時間にもなりました。一般的な洋ろうそくの原料は「石油」で機械による大量生産である一方、和蝋燭の原料はハゼの実からつくる「木蝋(もくろう)(もくろう)」で1本1本が手づくりです。芯は和紙に麻紐を巻いてつくり、優しく仕上がりました。

ハートのミニタペストリー
後藤 真巳子(大阪)

趣旨やテーマに対する制作の意図

パッチワークをつくるのが、大好きで、つくりました。毎日、スキマ時間を見つけて、はり仕事、手芸をしています。手芸が趣味です。PBS活動で、SNIクラフト倶楽部に投稿しています。つくるのに、1カ月かかりました。キルティングのししゅう糸、ハートそれぞれに変えています。ほしい人が、現れたら、おゆずりします。

物を大切に
塚原 静子(長野)

趣旨やテーマに対する制作の意図

若い頃、少し洋裁を習い、自分や子供三人の普段着はつくって着ておりました。洋服を壊して又新しいものをつくったりしました。今は持て余している着物のリメーク作品が多いです。知人から持ちこまれてくるのも多いです。捨てられゴミと化したのもあるみたいです。ゴミの削減に少し協力し、物をつくることに日常を豊かにしたいです。(絞りづくりの羽織からワンピース風洋服にリフォーム)

ありがとう
北原 恵子(東京)

趣旨やテーマに対する制作の意図

段ボールを再利用して絵を立て飾り、箱として小物を置けるように紐をつけて開閉できるようにしました。トウモロコシの皮でウクライナの国花「ひまわり」の花をつくり、散歩中拾い、頂いた木の実も一緒に飾りました。街中の暮らしで、自然の恵みに生かされていると感謝し、平和な世界を祈りつつ作製しました。

祈り
KAN-NON(千葉)

趣旨やテーマに対する制作の意図

明らかに世界の情勢は、卒直かつ丁寧なコミュニケーションが大事になってきている。もちろん、日々の生活、活動を通して、より良いコミュニケーションを築き頻繁な友好関係を築くことが求められている。その中で、新しい関係性を構築するにあたり、祈りと共に行動することを強調したい。三体の観音棒がその象徴になればと思う。

麻ひものハンドバッグ
雨堤 房子(兵庫)

趣旨やテーマに対する制作の意図

ウクライナカラーの麻ひもで何かつくるつもりで買っていたのとルームシューズをつくって残ったのと、手編みを教えておられるT先生の断捨離される麻ひもを頂きつくりました。残り物ばかりですっきりと整理ができました。「麻ひもでつくるバッグ」の本を参考にしましたが、図柄はオリジナルで、どこかウクライナを思い出します。世界平和を祈ります。

ウクライナの平和を願う『竹明かり』」
川上 忠志郎(福島)

趣旨やテーマに対する制作の意図

青少年見真会で使用した竹の端材を用いて、ウクライナの平和を願う「竹明かり」を作製しました。重曹を入れたお湯で煮て竹の油抜きをし、ひまわりと「P4U」の文字をPCで描いて印刷して、その用紙を竹に貼ってドリルで穴を開けました。バリも出ずきれいに掘れたので良かったです。

ししおどし? いえ、ろ過器です
中濵 真之(山梨)

趣旨やテーマに対する制作の意図

災害発生時に必要な水は飲料用、調理用で1日1人3リットルと言われています。調理用の水不足を考慮して、いざという時に川の水を使えるよう竹のろ過器をつくりました。ペットボトル型と違い使用毎に竹の乾燥が必要なので、ろ過用の活性炭や小石は、ペーパータオルで包み、カートリッジのように取り出せるようにしました。

ハーフサイズ・ティッシュケース
石原 直江(兵庫)

趣旨やテーマに対する制作の意図

何気なく使っているティッシュですが目薬の時や口元の時など少しで良い時等、半分で足りる時用に紙箱に入っている焼酎の空き箱を利用してハーフティッシュケースをつくりました。カラー新聞紙を切って絵を描き貼りつけました。エコを心がけた工作です。(因みに中国ではこの半分のティッシュケースでしか売ってないそうです。)

コルク素材のエコバッグ
ミセス・ローズ(山梨)

趣旨やテーマに対する制作の意図

ポリエチレンなどを原料としたレジ袋を使わず、世界にひとつしか無いオリジナルのエコバッグをつくりました。素材は、コルクでできています。コルクは天然素材(コルク樫という木)ですので、有害物質の含有はありません。プラスチック製を使わず、天然素材を工夫して、生活に取り入れたいと思い作製しました。

EN
GEN(山梨)

趣旨やテーマに対する制作の意図

古着を裂いた糸とダンボールの型を使い作製しました。ウクライナの平和をイメージし、同国の国旗色を基調にした糸を選び、円に「欠けた所のない全体」という意味があり調和をイメージし円形に。さらに人種や民族等の違いを超え、人々の縁が結ばれ、寄り集まって楽しむ園地をイメージし穏やかなまあるい心境で織りました。

ツインズ
栞奈(高知)

趣旨やテーマに対する制作の意図

さをり織りで余った糸を織り込んで小さな生地にし、それを縫い合わせて人形の洋服に仕立てました。人形のボディは家に眠っていた白い布を利用しました。髪の毛も余った糸くずで、リボンなどのかざりもすべて再利用です。どこにも同じものがない、あたたかみのある人形に仕上がりました。

ウルトラリュック
やまちゃん(岡山)

趣旨やテーマに対する制作の意図

防災持ち出しリュックを準備しようと思った時、身近な物でつくれないか?と探すと、主人の履けなくなった作業ズボンに目が留まりリメーク。なるべく状態を残しつつ、リュックらしくなるよう工夫。小物は家にあるものを利用。雨の時は、地元ゴミ袋(災害時ゴミも集められる)でリュックをカバー。

平和に想いを馳せるオーバーオール
尾身 和洋(山梨)

趣旨やテーマに対する制作の意図

暮らしには想いが表れる。料理、編み物などは想いを寄せながらつくると聞く。能登半島地震から何かできないか調べると能登上布の存在を知った。その古いお洒落着の和服を解体し、以前からつくりたかったオーバーオールにリメークしてみた。「端から端まで」の意味があり、足下だけでなく世界まで平和を馳せる想いを表してみた。

自然の青と藍の青
森上 明浩(徳島)

趣旨やテーマに対する制作の意図

藍の種を母校の農業高校で分けていただき、教化部で育て生藍染めに使用してまた種を採取して、教区内、県外の教区にも送り育てています。その藍で染めた絹布を端材に張り、境内清掃で植木を手入れした枝、ドングリ、紫陽花を使用、海岸でゴミ拾いの時に貝を拾い、公園などで木の実を拾い使用。

藍(愛)と光(光明)
 細川 公味子(徳島)

趣旨やテーマに対する制作の意図

水と藍の生葉だけをミキサーにかけ、その液体に浸けるだけで染まる藍染のSNIクラフト倶楽部ミニイベントに参加。模様をつける為、輪ゴム、洗濯バサミを使いました。思った以上によく染まり感動しました。素材は倶楽部に寄付された不用になった着物のハッカケです。倶楽部の皆様、関係者の皆様の愛によって不用の布が再び光を浴びました。

チクチクで、心、ほんわか 母と二人で、つくりました
ふたりで、チクチク(島根)

趣旨やテーマに対する制作の意図

ふだんの生活でも、災害時の生活でも、手づくりのものがあると、心がなごみます。使い方はいろいろ、「コースター」「なべつかみ」「花びんしき」 災害時には、紙コップなど、使いやすいもの片付けやすいものになりがちと思われます。チクチクが(そば)にあると、どこか心がなごむのではないかと思われます。洗って何回でも使えます。

ワイルド・チェアー・ムスビ
永井 暁(山梨)

趣旨やテーマに対する制作の意図

いすシリーズの3作目となる今年は、職員寮敷地内で暴風雨により倒木した桜の木の枝と、自宅にあった端切れを利用して、どこにでも持ち運びできるチェアーをつくりました。表面には米ぬか油を塗装しています。



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